〔blog〕 今日は何の日 【学校図書館】
2022年11月22日 13時45分明日、11月23日は『勤労感謝の日』です。学校図書館では、今、働くことの本を集めたコーナーができています。早速、学校図書館司書の先生が、愛星保育園の園児の皆さんからいただいた、勤労感謝の日に向けた壁飾りも奇麗に掲示してくれています。
11月23日は「勤労感謝の日」。「勤労感謝の日」とは、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨で制定された国民の祝日です。「勤労感謝の日」は、新嘗祭(にいなめさい)という祭祀に由来します。「新」は新穀、「嘗」は奉る、舌の上にのせて味をためすという意味で、「新嘗」はその年に収穫された新穀を神様に奉って恵に感謝し、口にすることを表しています。古来、日本人は命を支える「食」を大事にし、神聖なものとしてきました。そして、祭事を通して天の恵みに感謝をささげてきました。まつり(祭り、祀り、奉り、政り)の原点もそこにあります。農耕を営み、米を主食とする日本人が、新嘗祭を最も重要視したのも頷けることでしょう。このような日本人の感性は、日常にも息づいています。おいしいご飯がいただけることに感謝するだけでなく、食事に至るまでの多くの人の働きにも感謝をしたい……こうした思いを表したのが「いただきます」「ごちそうさま」ということばです。現在は、農作物に限らずすべての生産を祝い勤労をねぎらう「勤労感謝の日」になっていますが、その由来から、日本人が育んできた深い思いや感謝の念を感じることができます。あらゆる方々に感謝をするのはもちろんですが、家族の間でも「ありがとう」「おつかれさま」と声をかけ、いたわり合う姿勢を忘れないようにしたいですね。 |